ちょくちょくある過去問冊子の解答間違いをご紹介します。
今回は英語で、平成26年度慶應義塾女子高校です。
※特定の出版社を貶める意図はありませんので、出版社名は書きませんが、今回の記事は「青いの」を元にして書いています。
まず、大問2(1)(イ)。
Because the satellite is sometimes in the ( イ ) and not always getting sunlight, batteries are also used as a porwer source.
の空欄イに当てはまる単語を自分で考えて埋める問題です。
過去問冊子ではshadeが解答となっていましたが、正しくはshadowです。
天才英単語の解説を見てみましょう。
単語shadowは、物体によって光が遮られることでできる暗い部分を指します。これは、特に太陽光や人工光源のもとで見られる現象です。日常生活では、人や物の後ろにできる影を指すことが多いですが、比喩的な意味でも用いられ、何かの背後にいる存在や影響を示すこともあります。
一方、単語shadeは、光や熱を和らげるためのもの、例えば木の下や日陰を指します。物理的な意味に加え、感情や雰囲気を表す際にも使われます。ネイティブの感覚としては、shadowは具体的な形や輪郭を持つ影を示し、shadeはそれに伴う快適さや涼しさを感じさせるニュアンスがあります。このように、両者は似ていますが、使用する文脈や意味合いに微妙な違いがあるため、適切に使い分けることが重要です。
shadeという単語を「陰」の意味で使う場合、「涼しさ、快適さ」がどうしてもニュアンスとして含まれてしまいます。衛星が星の陰で涼をとっているわけではないですから、ここはshadeではなくshadowが適切です。
また、shadeには重要な意味として、色合い・色の濃淡の意味もありますので、あわせておさえておきましょう。
アンミカさんの有名な「白って200色あんねん」は、“You know, there are 200 shades of white.”といった感じで訳せそうですね。
次に、同じく大問2の問3。下線部のthemの指すものを明確にしつつ、日本語訳する問題です。
Satellites move around the Earth at different heights, different speeds and along different paths. Some satellites are in high orbit – over 35,000 km above the Earth. Being so far from the surface of the Earth allows them to have a wide view.
過去問冊子の解答:地球の表面からとても遠く離れているおかげで、高い軌道にあるいくつかの衛星からは広い範囲を見渡すことができる。
正しい解答:地球の表面からそれだけ遠く離れた場所にあるおかげで、高い軌道にあるいくつかの衛星からは広い範囲を見渡すことができる。
この下線部のsoは、単に「とても」という意味ではなく、明らかに前文の具体的な数字(35,000 km)を受けていますから、そのように訳すべきです。
さらに、大問4の問1。
長文中の空所に入る語句を選ぶ問題です。
こちらは長文問題なので掲載は控えますが、空所Aは⑩、空所Bは④が正答のところ、逆になってしまっていました。
1つの入試問題の解答が4か所も間違えているというのは、さすがにちょっと多いですよね…。やはり、市販の教材で信頼できるものが少ないというのは、高校入試を独学で乗り切るのが難しい理由の一つです。

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