※この記事における早慶附属高校は、以下の高校を指しています。
慶應義塾高校、慶應義塾志木高校、慶應義塾女子高校
早稲田実業高等学校、早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院
「不登校でも高校受験で不利な扱いを受けないか」というご質問をお受けすることがあります。
確かに、情報が少ないので分かりづらい部分かと思います。以下に、私が知っている限りの情報を整理してみたいと思います。
推薦入試の場合
推薦入試に関しては、欠席日数に関して明確な基準を定めている学校が多いです。「中学3年間の欠席日数が30日以内」などがよくある基準ですが、詳しくは個別の高校の募集要項で見ていただく必要があります。
したがって、不登校の場合には、推薦入試の要件を満たさないケースが多いです。
一般入試の場合
欠席日数が直接合否に影響することはあるか?
これに関しては、私の経験上ですが、おそらくないと思われます。
実際、私の生徒で、不登校だったけれども、面接試験もある慶應義塾高校や慶應義塾志木高校を含む多くの高校に合格した子もいます。
ただ、確実なことはいえませんので、高校の個別相談会で、志望校の先生に質問していただくのが一番正確な情報が得られるはずです。
欠席が間接的に合否に影響することはあるか?
内申点による影響
欠席が多い子は、ほとんどの場合、内申点もよくないです。
この場合、公立高校(都立高校や国立高校)の入試では、直接的に点数に繋がりますので、内申点の影響は大きいです。
一方、ほとんどの私立高校の入試では、内申点は全く見られていません。したがって、私立高校を受験する限りにおいては、不登校でも内申点に関して不安を抱く必要はありません。
ただし、一部の高校(中杉など)は、調査書の点数(内申点)を合否の判断に用いていると明言しています。
もし不安な場合には、高校の個別相談会で質問してみていただくことをお勧めいたします。
学力への影響
不登校で、塾にも通っていない場合、学力への影響は少なからずありますが、塾に通っている場合には、「学校に通っていないから学力が伸びづらい」ということはあまりありません。むしろ、高校入試の勉強に多くの時間を割ける分、より成績が伸びやすい生徒もいます。
まとめ
以上からお分かりいただけるとおり、私立高校の一般入試においては、不登校であっても不利益を被るという心配は基本的にはありません。
私自身も今までに何人か不登校の生徒を受け持ってきましたが、彼らは時間があるので、どちらかといえば成績を伸ばしやすいと私は感じています。
私自身、不登校だったわけではないのですが、中学生の頃は周りへのなじみづらさを感じて過ごしていました。そういった背景があるからか分かりませんが、私は不登校の生徒とは気が合うことが多いです。笑
不登校の生徒さんで、高校受験を頑張ってみたいという方は、ぜひコリスのオンライン個別指導で一緒に難関高校合格に向けて頑張ってみましょう!

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