栄東高校は埼玉県に位置するため、入試は1月下旬にあります。都内の高校の一般入試が解禁される2月10日よりも早いので、ハイレベルな高校を目指すほとんどの受験生が、練習や抑えのために栄東高校を受験します。
そして、栄東高校の特待生選抜入試では、受験結果を通知する際、得点と順位を開示しています。
今回の記事では、そんな栄東高校の特待生選抜入試で1位合格した生徒がどんな子だったか、どのように勉強していたかをご紹介します。なお、栄東高校の特待生選抜は上述のとおり、多くの開成・筑駒受験生も受験しますから、その中で1位合格というのは、開成や筑駒にもかなり上位での合格が期待できるレベルとなります。(開成・筑駒は残念ながら1位合格ではなかったのか、そのような話は聞いてません)
彼はあまりにハイレベルで、参考にできない部分も多いかもしれませんが、軽いお話程度にどうぞ。
人柄について
彼はものすごい人格者でした。おっとりしていて、怒ったことがなさそうな子です。
自分よりもはるかに年下ですが、精神年齢は自分よりも高いに違いないと思って接していました。笑
生徒会長もしていましたが、「彼がやらずに誰がやるんだろう」と思わせるような子でした。
勉強姿勢について
言われたことにしっかり取り組んでくれる子でした。
かなり勉強はできる子で、知的好奇心も旺盛だったので、高校受験の範囲内の知識で解けるような大学受験・一般数学の問題を見つけるたびに共有していましたが、いつでも楽しそうに・真剣に取り組んでくれていました。
数学では、自力で解けた問題も、必ず私の解き方を聞いてメモしていました。
高校受験に向けて過去問をいっぱい解いているというよりは、それ以上の学問的興味を持って、いろいろなことを調べて学んでいる子でした。
とても謙虚で素直で、健全な向上心のある子でした。
成績推移について
中2から彼の勉強を見ており、もともとできる子ではありました。しかし上述のように、それにもまして勉強姿勢が圧倒的に良かったので、どんどん伸びていきました。
中3の後半くらいになると、SAPIXや駿台の模試で1位を取るようなことも何度かありました。
そんな彼でも、模試や入試では緊張するようでした。国語は、「文章を楽しむ」心構えで臨むと、過度に緊張せずに済んだとのことです。
まとめ(?)
今回の記事は、書いていて「これで大丈夫かな」と心配になってしまいました。
あまりに人間性も勉強面も完成していたので、ちょっと参考にはなりづらいかもしれません。そんな子もいるんだ、というくらいで軽く流していただけると幸いです。
難関高校であっても、合格する子のほとんどはもっと普通の子なので、ご安心ください。笑

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