やる気が出ないときにどうやって勉強したらいいか(中学生)

 ありがたいことに、生徒から見れば私は比較的いろいろなことを正直に相談しやすい先生のようで、「やる気が出ないんですけどどうしたらいいですか?」のような、極めて率直な質問を受けることもあります。

 この答えは、その子の状況によってさまざまなのですが、いくつかためになりうるものをご紹介してみます。

やる気を出す方法

合格したあとの生活を思い浮かべる

 志望校に合格したら何をするか、思い浮かべてみましょう。思い浮かべるだけでなく、紙に書いて見えるところに貼っておいてもいいでしょう。

合格しなかったときの自分を思い浮かべる

 マイナス方向のイメージの方が火が付きやすい人もいます。自分の性格に合わせて使い分けてみましょう。落ち込んでしまいやすい性格の人は、こっちはやめておいた方がいいです。

周りの友達に志望校を言う

 これもどちらかといえば、自分を追い詰めるタイプの方法です。経験上、これの効果はかなり高いです。

小さな目標を立てて達成する

 「英単語10個覚える」など、簡単に達成できる目標を立てて勉強を始めてみましょう。達成したら、自分を大いにほめてあげましょう。勉強は始めるのが大変ですが、乗ってきたら続けられるかもしれません。

「いま勉強した方が得」と気付く

 たとえば英単語の勉強は、あとでやるより今やる方がお得です。なぜかというと、英単語をたくさん知っている状態で長文を読むと、同じ長文を読んでも得られる学びが大きいからです。勉強は、知っていることが多いほうが、同じ量の勉強でも高い効果が得られます

志望校を見に行く

 最終手段のような方法ですが、とても効果的です。冬休みなどに一度時間があれば、校門の前まで行ってみましょう。気合が入ります。

やる気がないときも頑張れる方法

スマホを触れなくする

 「スマホロックボックス」「タイムロッキングコンテナ」などと呼ばれているものです。以下のような、スマホを入れてロックできる箱のようなものです。結構便利なので、私もスマホを封印したいときはたまに使っています。

1週間分のやることをあらかじめ決めておく

 日曜日の夜などに、「これから1週間でやること」を決めておきます。それから一週間の自分は何も余計なことを考えずに、日曜日の自分の言いなりになって勉強します。

ルーティンを決める

 「朝は単語を覚える」「学校から帰ったらすぐに過去問を解く」「歯磨きしながら英語リスニングをする」など、生活リズムの中に勉強を組み込めば、やる気がなくても自動的に勉強できます。

勉強する場所を変える

 図書館やカフェなど、環境を変えるだけで気分がリセットされます。特に休日は、1日中家ではなかなか勉強が続きづらいですから、図書館やカフェ、自習室などを積極的に活用してみましょう。

好きな科目を勉強するタイミングを工夫する

 一番やる気が出ない時間帯に、休憩がてら好きな科目を勉強するようにしましょう。勉強の休憩として勉強するので、無限に勉強できるようになっていきます。

ちゃんと寝る

 やる気が出ないのではなくて、睡眠不足で頑張れなくなっている可能性もあります。そのような場合は、まずは睡眠時間を増やすようにした方が、結果的な学習量は増えることがあります。

52/17ルール

 「52分勉強して17分休憩する」というリズムが、脳の集中力を持続しやすくて良いそうです。休憩17分はちょっと長いようにも感じますが、やる気が出ない日はこれくらい甘めでやってみてもいいかもしれません。つい長時間休憩してしまいがちですから、タイマー必須です。

 いまこの瞬間も、ライバルは勉強している!頑張りましょう!!

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この記事を書いた人

東京大学理科Ⅰ類→言語学科卒|TOEIC満点
生徒の成績を上げるのがとにかく得意です!
「楽しく・最高効率で学びを進める」ことを常に考えています。
自分自身、学ぶ者の気持ちを忘れないため、毎日数時間勉強しています。
インドで働いた経験あり。

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