英単語のスペル暗記強化におすすめのフォニックス学習動画Alphablocks

 「英単語のスペルがなかなか覚えられない……」そんな悩みを抱える中学生は少なくありません。

 我々大人世代は「とにかく書きまくるんだ!」と根性論の丸暗記に頼ったりもしてきましたが、現代中学生がとりうる作戦として、もう少し賢い方法もあります笑

 イギリスBBC放送の教育アニメ『Alphablocks(アルファブロックス)』を活用した学習法です。

 「子供向けのアニメでしょ?」と侮ることなかれ。実はこれ、スペルと音のルール(フォニックス)を視覚的に理解するのに効率的なツールなのです。

 Youtubeにまとまっていて無料で見られます&適当につまみ食いしても十分楽しめる・学べますから、気軽にトライしてみていただきたいです。以下、もう少し詳しく解説していきます。

目次

一般的な中学生のスペルの覚え方の問題点

 多くの中学生が陥るのが、英単語を発音と切り離して、アルファベットの羅列やローマ字読みとして丸暗記しようとする罠です。例えばnameを「ナメ」とか、eraserを「エラセR」とか、呪文のように唱えていませんか?

 中1の習い立ての頃であれば、このほうが覚えやすいと感じてしまうのは仕方のないことです。

 しかし、この覚え方では発音と綴りを別々に覚える必要があって覚える量が倍増してしまいますし、発音と意味が結び付かず、後々中3になってリスニングが全く聞き取れない、長文読解が時間内に終わらないなどの爆弾を抱えることになってしまいます。

 英語には「音と文字のルール(フォニックス)」が存在します。このルールを知っていれば、発音を知っているだけでスペルのかなりの部分は予想できます

 それを楽しく自然に学べるのがAlphablocksなのです。

Alphablocksの良さ

 『Alphablocks』は、アルファベットのキャラクターたちが手をつなぎ、英単語を形作る物語です。これでなぜ「自然に楽しく学べる」のか、ポイントは2つあります。

  1. 「音の連結」が可視化されている キャラクターたちが合体して一つの音を作る様子(例:’s’と’h’がくっついて「シュッ」という音になる)がアニメで表現されるため、理屈ではなくイメージで記憶に残ります。
  2. 1本が短く、スキマ時間に最適 1本数分程度の動画が多く、ストーリーが特に繋がっていないため、勉強の合間や通学前のわずかな時間で気楽に学べます。

 特に1点目の良さが伝わりそうな動画を以下に貼りますので、ぜひご覧ください。

 ポイントはあまり気負わずに気楽に見ていただきたいということです。食卓でご飯を食べながらとか、歯を磨きながらとか、「〜しながら」がちょうどいいくらいです。

 ストーリーはほぼありませんし、各文字キャラの性格などもあるのかないのかよく分かりません(笑)から、「全部英語だと内容が分からないかも」と心配する必要はありません。聞こえてくる音と目の前の文字が無意識的にリンクするイメージで見ていただければ大丈夫です。

Alphablocksの使いづらさ

 上に挙げたような利点がある一方で、AlphablocksのYoutube動画は明確な使いづらさがあります。

  • 動画がありすぎて、何をどの順番で見れば良いのか分かりづらい。
  • 各エピソードをフルで見ると、オープニングや歌のパートなどのフォニックスと関係ない部分が意外と長く、ダレてしまう

 そこで、Alphablocksシリーズがどのような構成になっていて、どのように見るのがお勧めかを以下に書いていきます。

Alphablocksの構成(各レベルの内容)

 Alphablocksの動画は、Level1〜5に分かれています。レベル分けはあまり厳密ではないようで、異なるレベルに同じ内容が出てきたりしますので参考程度に。各レベルの内容は以下のとおりです(公式発表ではなく、私が目を通して確認した限りの内容です)。

  • Level 1 最も基本的な、子音+母音+子音で構成される単語(top, man, redなど)の発音を学ぶ。
  • Level 2 やや難しめの子音(g, w, q, xなど)や子音が2文字連続する(ck, sn, zzなど)簡単な単語が登場する。
  • Level 3 2文字で1音の子音(ch, ng, thなど)や2文字で1つの二重母音や長母音(ai, ee, igh, oa, oi, oo, ar, or, urなど)が登場する。
  • Level 4 2文字で2音の子音(nt, nd, ft, st, tr, sn, nk, cr, clなど)が登場する。
  • Level 5 その他の2文字の子音や母音(ph, wh, ay, ai, ea, ee, ty, ry, ew, ow, ue)と、magic Eが登場する。 

 この中で、特に日本の中学生が見ると役立ちそうな内容はLevel 3とLevel 5です。

 全て見ているとかなりの量になりますから、「Level 3とLevel 5をつまみ食いで見るだけ」で全然大丈夫です。フォニックスは全く学ばない中学生がほとんどですし、学ばなくてもルールに自分で気付ける人もたくさんいます。「全部見なきゃ!」と思うのではなく、「つまみ食いして何か学べたらいいや」と軽い気持ちで見ていただければ大丈夫です。

特におすすめの見方

 「楽しく自然に学べる」一方で、「動画が膨大にありすぎて何を見ていいか分からない」。

 そういうメリット・デメリットがあるAlphablocksですが、私の個人的なおすすめの見方は、「公式が作っている切り抜きプレイリストを見る」です。

 Alphablocksのプレイリスト←このページにものすごい量のプレイリストがあります。その中から、

 を再生しましょう。各プレイリストは、「1本につき1〜2分×18本」なので、全ての動画を合わせても30分くらいの時間に収まります。

 切り抜きはあまり丁寧ではなく、動画が途中でブツっと終わったりしますが、上述のとおりAlphablocksはつまみ食いで大丈夫なので、気にせず見ていきましょう。1時間あればLevel3, 5の両方を見終わることができます。

まとめにかえて

 スペルに苦労しているのは能力のせいではなく、単に「音と文字の繋がり」が見えていないだけかもしれません。

 『Alphablocks』はその繋がりを鮮やかに照らしてくれます。

「動画で見たあの音だ!」

 そう思える瞬間が増えるたび、英単語を書くのが楽しくなると思います。

 私も日々の授業では生徒がスペルミスをするたびに、関連するフォニックスのルールをお伝えしています。フォニックスは単語を覚えるスピードをアップしてくれるので、時間の限られた高校受験という場においては非常に重要な知識です。

 フォニックスの知識を武器にして、高校受験という戦場を有利に渡り歩きましょう。

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この記事を書いた人

東京大学理科Ⅰ類→言語学科卒|TOEIC満点
大手塾で高校受験指導に従事した後、独立。
生徒の成績を上げるのがとにかく得意です!
「楽しく・最高効率で学びを進める」ことを常に考えています。
都庁やインドで働いた経験もあり、いろいろな経験を生徒に伝えることができるのも強みの一つです。

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