2026年度募集は残りわずかとなります・受験における「戦略」の重要性

 まだ始まったばかりの2026年度(2027年2月までの年度)ですが、募集生徒の残枠を絞ります。

 例年であればもう少し生徒を募集するところなのですが、

 ここ数日、既存生徒の保護者様とお話する機会が何度かあり、今持っている子達に集中したいという思いが強くなりました。

 この決断に至った間接的な理由が1つあります。

 3年前に高校受験をした私の教え子で、駿台模試で全国1桁順位を連発し、開成・筑駒を含めて高校受験全勝を果たした子がいます。その子は非常に成績が安定していたので、高校受験においては何の不安もありませんでした。開成も筑駒もきっとかなり上位で合格したのだろう(1位合格もあり得ただろう)というレベルの生徒です。

 その生徒は中学受験で開成に落ちていたので、リベンジの意味もあってあえて筑駒を蹴って開成に進学していました。

 ちょうど今年は大学受験の年だったのでその子から連絡が来ました。

 楽々東大にも合格したのだろうと思っていたら、なんと(理科I類に)落ちてしまったというのです。

 よくよく話を聞くと、英数が得意だったのでその2本柱に頼りっきりで、理科をあまり勉強しなかったそうなのです。

 これは完全な作戦ミスだと思われます。特に今年の東大数学は過去最高難度とも噂されており、得意な生徒と不得意な生徒であまり差がつかなかったと聞きます。

 彼の能力であれば、理科を普通に勉強していればまず間違いなく東大にも受かっていただろうと思います。本人も理科をもっと勉強したらよかったと言っていました。

 彼の大学受験に関しては全くのノータッチだった私ですが、話を聞いて、受験において戦略がいかにその結果を左右しうるかということを痛感しました。

 一般的に、受験の結果を左右するのは(地頭と)努力量だと思われがちですが、そもそも努力量をどこに割り振るのかという戦略もそれと同じくらい大事であるということです。

 本題(募集生徒の残枠を絞る件)に戻ります。

 私は授業がない日は散歩しながら、(特に逆転合格を目指さなければいけない)生徒のことをよく考えたりしているのですが、そういうときに各生徒の学習計画・受験戦略について閃くことがたびたびあります。

 生徒人数が多すぎると、一人一人について考える時間が薄くなってしまうので、毎年あまり生徒を増やしすぎないようにしているのですが

 先述のとおり受験戦略の重要性を痛感したので、今年はそれにも増して少人数で行こうと思った次第です。

 毎年毎年新しい生徒に巡り合う職業ですが、その生徒の受験をサポートできるのは一生に一度きりでやり直しできませんから、悔いのないように向き合いたいと思っています。

 本日、とある生徒のピアノコンサートの動画を保護者様からいただきました。

 シベリウスの樅の木という曲だそうです。知らない曲だったので、Youtubeの色々な方の演奏と聴き比べたりしています。

 ネットにこの曲の説明書きがありました。

 この曲は、静謐で荘厳な旋律が特徴で、深みのある低音と広がるメロディーが、雪に包まれた冬の樅の木の威厳を想起させます。厳しい自然に耐えるその姿は、フィンランド人の持つ独特の精神、「シス(Sisu)」を象徴しています。「シス」は不屈の精神や忍耐力を意味し、フィンランドの文化に深く根付いた言葉です。

 確かにそういう曲なのですが、この生徒の演奏はなぜか素直でまっすぐで明るい性格がよく表れていて、聞いているとほっこりします。そういうところからも「この子に今度教えるときはこういう教え方を試してみよう」とヒントを得ることがあります。

 あまりピンとこない方が多いかもしれませんが、私は生徒の性格によって色々ある指導方法の引き出しからどれを選ぶかをかなり変えています。例えば先週学習した内容の確認一つとっても、どれだけ大袈裟に「小テスト」っぽくするかとか、あるいは間違いの指摘に関しても、どういうトーンでどの程度まで指摘するかとか、そうしたことを微調整しているということです。

 何を言われたらどういう気持ちになって、どれくらいのことでどれくらい落ち込んだりやる気が出たりして、落ち込んだところから復活する力がどれくらいあって…ということは、効率的な学習を継続していく上でとても大事なのです。

 日常のお話が授業における接し方のヒントになることは多いですから、通っている皆様には、普段あったこと(機嫌がよさそうだったことや悪かったことなど)をなんでも教えていただけるとありがたいです。特に、授業が終わった後や授業前、あるいは宿題に取り組んでいるときにどういう雰囲気かということは教えていただけると非常に参考になることが多いです。

 どれくらいまで厳しくできるのだろうと試したりすることもありますから、落ち込んでいたときなども遠慮なくご連絡ください!

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この記事を書いた人

東京大学理科Ⅰ類→言語学科卒|TOEIC満点
大手塾で高校受験指導に従事した後、独立。
生徒の成績を上げるのがとにかく得意です!
「楽しく・最高効率で学びを進める」ことを常に考えています。
都庁やインドで働いた経験もあり、いろいろな経験を生徒に伝えることができるのも強みの一つです。

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